ファミリー向け賃貸の家賃相場は?エリア・間取り別の早見表

公開日: 2026年9月13日|くらべーる編集部

ファミリー向けの家賃相場を調べると、同じ「3LDK」でも10万円から40万円まで並んでいて、何を基準にすればいいのか分からなくなります。理由ははっきりしていて、賃料を決めているのは部屋数ではなく、面積と駅からの距離だからです。まず相場の全体像を押さえてから、自分の上限を決める順番で進めます。

エリア別だといくら?一都三県の早見表

管理費込み・築15年前後・駅徒歩10分程度を想定した目安です。

エリア2LDK3LDK4LDK
都心3区(港・渋谷・千代田・中央)20万〜35万円28万〜50万円35万円〜
都心近接(目黒・文京・品川・江東)16万〜23万円20万〜30万円25万〜38万円
23区の住宅地(世田谷・杉並・練馬・足立)11万〜17万円14万〜21万円17万〜26万円
都下(三鷹・調布・八王子)9.5万〜14万円11万〜17万円13万〜20万円
神奈川・埼玉・千葉8.5万〜13万円10万〜16万円12万〜19万円

幅が広いのは、築年数と駅距離で同じエリア内でも2倍近い差が出るためです。エリアを決めた後は、この幅のどこに着地させるかを築年数と駅距離で調整することになります。

間取りと面積、どちらで比べる?面積で比べる

「2LDK」「3LDK」は部屋数の表記でしかなく、広さを保証しません。2LDKでも50㎡と70㎡があり、後者は3LDKより広いことすらあります。

世帯目安の間取り目安の面積
夫婦+未就学児1人2LDK50〜60㎡
夫婦+小学生1人2LDK〜3LDK55〜70㎡
夫婦+子ども2人3LDK65〜80㎡
夫婦+子ども3人3LDK〜4LDK75㎡〜

物件を並べるときは「㎡あたりの家賃」で比べると判断が速くなります。世田谷区なら2,300〜2,800円/㎡、埼玉なら1,600〜2,100円/㎡あたりが目安。この数字から大きく外れる物件は、高いなら理由を、安いなら事情を確認してください。

無理のない家賃はいくら?手取りの25〜30%

「額面月収の3分の1」という基準は単身者向けのものです。ファミリー世帯は教育費・食費・医療費の比率が高く、同じ割合では生活が回りません。

世帯手取り(月)無理のない家賃(管理費込み)審査が通りやすい上限
35万円8.5万〜10.5万円14万円前後
45万円11万〜13.5万円18万円前後
55万円14万〜16.5万円22万円前後
70万円17.5万〜21万円28万円前後

右列と中央の列が離れているのが重要です。審査に通る金額と、払い続けられる金額は別物で、不動産会社が提案してくる上限は右列に寄ります。中央の列を自分の基準として持っておいてください(家族の入居審査で見られること)。

見落としやすい固定費 ファミリー向けでは、家賃のほかに駐車場代が月5,000〜35,000円、町会費や駐輪場代が数百〜千円単位で乗ります。駐車場が必要なら、それを含めた総額で相場と比べてください。家賃15万円+駐車場2.5万円は、実質17.5万円の物件です。

家賃を下げるには何が効く?1駅ずらすのが最大

変える条件下がり幅の目安
ターミナル駅から1〜2駅離れる10〜20%
駅徒歩5分 → 徒歩15分10〜15%
築10年 → 築25年10〜20%
3LDK → 2LDK(同エリア)15〜25%(ただし狭くなる)
1階・北向きを選ぶ5〜10%

注目すべきは、1駅ずらす効果が部屋数を減らす効果に近いことです。つまり同じ予算で、狭い部屋を都心に借りるか、広い部屋を1駅先に借りるかを選べます。子どもがいる世帯では、後者のほうが満足度が高くなりやすいです(子育て世帯の物件選びの優先順位)。

相場より安い物件は避けるべき?理由を聞けば判断できる

相場から2割以上安い物件には必ず理由があります。ただし「安い=問題あり」ではありません

安い理由を聞いて、説明してもらえるかどうかが判断基準です。理由が明確なら選んで構いません。逆に、相場より高い物件の理由も同じように聞く価値があります。

相場より効く「もう一つの差」は?初期費用

家賃を1万円下げる交渉は簡単ではありませんが、初期費用は数十万円単位で動きます。家賃18万円なら仲介手数料だけで198,000円。これは家賃1万円の値引きを1年半続けたのと同じ金額です。相場を調べたら、次は初期費用の内訳を見てください(2LDK・3LDKの初期費用早見表)。

よくある質問

ファミリー向け賃貸の家賃相場はいくらですか?
一都三県の2LDKで、都心3区なら20万〜35万円、世田谷区や杉並区などの住宅地で11万〜17万円、神奈川・埼玉・千葉で8.5万〜13万円が目安です。3LDKは同じエリアで2LDKより20〜40%高くなります。ただし同じ間取りでも面積が20㎡違うことがあるため、最終的には面積と駅距離で比べてください。

家賃はいくらまでなら無理がないですか?
手取り月収の25〜30%以内が目安です。よく言われる「額面の3分の1」は単身者向けの基準で、教育費や食費の比率が高いファミリー世帯には重すぎます。手取り45万円の世帯なら、管理費込みで11万〜13.5万円が無理のない範囲です。入居審査はこれより緩い基準で通ることが多いため、審査に通るかどうかと払い続けられるかどうかは分けて考えてください。

家賃を下げるには何が一番効きますか?
駅からの距離を伸ばすか、ターミナル駅から1〜2駅離れることです。ファミリー向けの広さでは、家賃は駅距離で大きく動くため、部屋数を1つ減らすより駅を1つずらすほうが下がり幅は大きくなります。次に効くのが築年数で、築20年を超えると同じ面積でも1〜2割下がります。

相場より極端に安い物件は何か問題がありますか?
理由は必ずあります。駅から遠い、1階や北向き、旧耐震基準、事故物件、定期借家契約、再開発による取り壊し予定などです。問題がないケースも多く、たとえば管理費が別途高く設定されているだけということもあります。安い理由を聞いて納得できるなら選んで構いません。理由を説明してもらえない場合だけ避けてください。

まとめ

相場が分かったら、次は総額で比べませんか

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※ 仲介手数料は最大0円です。貸主から広告料(AD)が設定されていない物件など、一部対象外となる場合があります。相場は市況により変動しますので、目安としてご覧ください。

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