内見の持ち物とチェックリスト|見落としがちな15の確認ポイント
内見にかけられる時間は、1件あたり15〜20分ほど。営業担当が横にいる中で、限られた時間で判断しなければなりません。その場で気づけなかったことは、住み始めてから毎日のストレスになります。この記事では、持っていくものと、順番に見ていくためのチェックリストをまとめました。
持ち物7つ
- メジャー(5m以上) — 冷蔵庫置き場、洗濯機置き場、窓、玄関の幅は必ず測る
- スマホ — 写真・動画・方位磁針・電波状況の確認に
- 間取り図のコピー — 寸法や気づきを直接書き込む
- 筆記用具 — 手書きのメモは記憶の定着が違います
- スリッパ — 空室は土足のこともあります
- ビー玉かペン — 床に置いて傾きを確認(古い物件では有効)
- 今の家の家具サイズのメモ — 持っていく家具が入るかの判断に
部屋の中のチェックポイント
寸法(最優先)
- 洗濯機置き場 — 防水パンの内寸、蛇口の高さ。ドラム式は特に要注意
- 冷蔵庫置き場 — 幅・奥行きに加えて、放熱用の隙間と扉の開く向き
- 玄関・廊下・曲がり角の幅 — 家具が「部屋に入るか」より「そこまで運べるか」
- カーテンレールの長さと窓の高さ — 既製品が使えるかどうか
コンセントと通信
- コンセントの位置と数(ベッドの枕元、テレビ台、キッチン)
- テレビアンテナ端子、インターネットの回線種別と無料かどうか
- 部屋の隅での携帯の電波 — 実際にその場で確認する
水回り
- 水を出してみる — 水圧、お湯が出るまでの時間
- 排水口のにおい — 長期空室だと封水切れのことも。入居後も続くかは要確認
- 換気扇が回るか、浴室に窓か換気乾燥機があるか
- 洗面台のコンセント、シャワーの高さ
日当たり・音・においなど
- 窓を開けて外の音を聞く — 線路、幹線道路、飲食店の排気
- 隣室・上階の生活音 — 壁を軽く叩いて厚みを確認
- 方角と、実際にいまどのくらい光が入るか
- 壁や天井のシミ・カビ・不自然な補修跡 — 雨漏りや結露のサイン
建物と周辺のチェックポイント
- ゴミ置き場 — 清潔さと、24時間出せるか。建物の管理状態が最も表れる場所です
- 共用廊下・階段・郵便受け — 私物の放置やチラシの散乱は管理の質のサイン
- 駐輪場 — 空きがあるか、屋根があるか、有料か
- 駅までの道 — 実際に歩く。夜の明るさ、坂、踏切の有無
- スーパー・コンビニ・病院の位置と営業時間
その場で聞いておきたい質問
- 「前の入居者はどのくらい住まれていましたか」 — 短期退去が続く部屋には理由があります
- 「退去理由を差し支えない範囲で教えてください」
- 「この物件で過去にトラブルの報告はありますか」
- 「初期費用の見積もりを、項目ごとに出していただけますか」
- 「この物件は他社でも取り扱えますか」 — 費用比較の余地を確認できます
写真は「部屋」より「境目」を撮る
あとで見返して役に立つのは、広い部屋の全景よりも寸法が分かる写真です。メジャーを当てた状態の洗濯機置き場、コンセントの位置、玄関の幅、窓のサッシ。動画で部屋を一周しながら気づいたことを声に出して録音しておくと、複数物件を見た後でも記憶が混ざりません。
内見後の判断
その場で申込みを迫られても、即決する必要はありません。ただし人気物件は数日で決まるのも事実です。判断を早めるために、内見前に「絶対に譲れない条件3つ」を決めておきましょう。3つのうち2つ以上を満たしていれば前向きに、というように基準があると迷いが減ります。
申し込む前に、初期費用の総額も確認しておきましょう。同じ物件でも契約する会社によって金額が変わるためです(同じ物件でも初期費用は変わる)。
1日に何件まで見るべきか
おすすめは1日3〜4件までです。5件を超えると記憶が混ざり、「収納が広かったのはどっちだったか」が分からなくなります。移動時間も含めれば半日仕事になるため、疲れて判断が雑になるのも避けたいところです。
複数見るなら、本命を最後ではなく2番目に見ると比較しやすくなります。1件目は基準が定まらず、最後の1件は疲れて評価が甘くなりがちだからです。
オンライン内見という選択肢
遠方からの引越しや時間が取れない場合、ビデオ通話で担当者に部屋を映してもらうオンライン内見も一般的になりました。移動時間ゼロで複数件を見られる一方、においや音、日当たりの実感、駅からの体感距離は伝わりません。
- オンラインで候補を2〜3件に絞り、最終候補だけ現地で見る
- 映してほしい箇所(洗濯機置き場、窓からの眺め、水圧)を事前にリストで渡す
- 録画の可否を確認しておくと、後から見返せます
まとめ
- メジャーと間取り図は必携。寸法の見落としが一番後悔につながる
- 水を出す、窓を開ける、電波を見る——その場でしかできないことを優先
- ゴミ置き場と共用部で管理の質が分かる
- 写真は全景より「寸法が分かる部分」を撮る
※ 仲介手数料は最大0円です。貸主から広告料(AD)が設定されていない物件など、一部対象外となる場合があります。金額はご契約前のお見積もりで必ず明示します。