賃貸は同じ物件でも不動産会社で初期費用が変わる?別の会社で契約する方法

公開日: 2026年7月7日|くらべーる編集部

SUUMOやHOME'Sで気になる物件を見つけたとき、多くの人は「この物件を借りるには、掲載しているこの不動産会社に行くしかない」と思っています。実はこれ、大きな誤解です。

日本の賃貸物件の多くは、複数の不動産会社が同じ物件を取り扱えます。そして、どの会社を通して契約するかによって、仲介手数料などの初期費用は数万円〜十数万円変わることがあります。この記事では、その仕組みと、同じ物件を安く契約する具体的な方法を解説します。

同じ物件が複数の不動産会社から掲載されている理由

賃貸物件の大家さん(貸主)は、できるだけ早く入居者を見つけたいので、物件情報を「レインズ(REINS)」や業者間流通サイトと呼ばれる不動産会社専用のデータベースに登録します。ここに登録された物件は、基本的にどの不動産会社でも紹介・案内・契約が可能です。

つまり、SUUMOで「A不動産」が掲載している物件も、その多くはB社でもC社でも契約できます。ポータルサイトに載っているのは「その物件を広告している会社」であって、「その物件を独占している会社」ではないのです。

ポイント ポータルサイトで同じ物件が複数の会社から別々の広告として載っているのを見たことはありませんか?あれがまさに「どの会社でも扱える」証拠です。

会社によって「変わる費用」と「変わらない費用」

初期費用のうち、どの会社で契約しても変わらないものと、会社しだいで変わるものがあります。

費用項目 誰が決める? 会社によって変わる?
敷金・礼金 大家さん 変わらない
前家賃・日割り家賃 契約日で決まる 変わらない
仲介手数料 不動産会社 大きく変わる(0円〜家賃1.1ヶ月分)
鍵交換・保証会社・火災保険 大家さん・管理会社 原則変わらない
消毒・安心サポート等のオプション 不動産会社 変わる(外せる場合も)

最も大きいのが仲介手数料です。一般的には家賃1ヶ月分+消費税(家賃10万円なら11万円)を借主が負担しますが、これは不動産会社の手数料なので、会社を変えるだけで0円になることがあります。仲介手数料の法律上の上限や無料になる仕組みは、仲介手数料は交渉できる?値引きの現実と法律の上限で詳しく解説しています。

同じ物件を別の不動産会社で契約する方法

  1. ポータルサイトで物件を見つける — いつも通りSUUMOやHOME'Sで探します。
  2. 物件情報(URL)を控える — 物件名・住所・間取り・家賃がわかればOKです。
  3. 仲介手数料が安い(または無料の)会社に問い合わせる — 「この物件を扱えますか?」と聞くだけ。扱える場合は、そのまま内見・契約まで進められます。

注意点として、大家さんと専属契約を結んでいる「専任物件」や、自社管理物件などは掲載元の会社でしか契約できない場合があります。また、問い合わせた物件が実際には募集終了している「おとり広告」だった、というケースもあるため、問い合わせ先の会社が現況をきちんと確認してくれるかも大切です。

「同じ物件で見積もり比較」が最強の節約術

家賃や敷金・礼金の値下げ交渉は大家さんの同意が必要で、難易度が高めです。それに比べて「契約する不動産会社を選ぶ」ことは、誰にも交渉せずに初期費用を10万円前後下げられる、最も確実な方法です。

すでに他社で見積もりをもらっている場合でも、同じ物件で相見積もりを取れば差額がはっきり分かります。初期費用の全体像を知りたい方は、賃貸の初期費用はいくら?内訳と相場もあわせてご覧ください。

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