引っ越し費用の総額はいくら?初期費用+引越業者+家具家電の全部込み早見表
「初期費用40万円くらいかな」と見積もっていたのに、引っ越しが終わってみたら70万円以上使っていた。よくある話です。賃貸の初期費用だけを見ていると、引越業者・家具家電・旧居の退去費用が抜け落ちるからです。この記事では、引っ越しにかかる本当の総額を項目ごとに積み上げ、削減効果が大きい順に優先順位をつけます。
引っ越し費用は何でできている?
| ブロック | 単身の目安 | いつ払うか |
|---|---|---|
| 1. 新居の初期費用 | 家賃の4.5〜5ヶ月分 | 契約時(入居の1〜2週間前) |
| 2. 引越業者 | 30,000〜120,000円 | 引っ越し当日または事前 |
| 3. 家具・家電・生活用品 | 80,000〜250,000円 | 入居前後 |
| 4. 旧居の退去費用 | 0〜50,000円 | 退去後の精算時 |
最も金額が大きいのは1の初期費用ですが、見落とされやすいのは4です。敷金から差し引かれて返ってくると思っていたら、逆に請求が来ることもあります。
1. 新居の初期費用はいくら?(家賃8万円の例)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 敷金(1ヶ月) | 80,000円 |
| 礼金(1ヶ月) | 80,000円 |
| 仲介手数料(1.1ヶ月) | 88,000円 |
| 前家賃(1ヶ月) | 80,000円 |
| 日割り家賃(約15日) | 40,000円 |
| 保証会社利用料 | 40,000円 |
| 火災保険(2年) | 20,000円 |
| 鍵交換 | 20,000円 |
| 小計 | 448,000円 |
内訳の詳細と各項目の削り方は賃貸の初期費用はいくら?内訳と相場で解説しています。
2. 引越業者の相場はいくら?
| 条件 | 通常期(5〜2月) | 繁忙期(3〜4月) |
|---|---|---|
| 単身・荷物少なめ・同一市内 | 30,000〜45,000円 | 50,000〜80,000円 |
| 単身・荷物多め・同一都県 | 45,000〜65,000円 | 70,000〜120,000円 |
| 二人暮らし・同一都県 | 60,000〜90,000円 | 100,000〜180,000円 |
同じ荷物・同じ距離でも、3月下旬と6月の平日では2倍以上ひらくのが引越業界の特徴です。日程に融通が利くなら、時期と曜日をずらすだけで数万円変わります。
3. 家具・家電・生活用品にいくらかかる?
| 品目 | 新品で揃える | 抑える場合 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ | 100,000〜150,000円 | 50,000〜70,000円(型落ち・中古) |
| ベッド・寝具 | 40,000〜70,000円 | 15,000〜30,000円 |
| テーブル・椅子・収納 | 30,000〜60,000円 | 10,000〜25,000円 |
| カーテン・照明 | 15,000〜30,000円 | 8,000〜15,000円 |
| 調理器具・食器・日用品 | 15,000〜25,000円 | 8,000〜15,000円 |
| 小計 | 200,000〜335,000円 | 91,000〜155,000円 |
カーテンと照明は見落としの定番です。カーテンレールはあっても、カーテン本体と照明器具は自分で用意する物件が大半。入居初日に真っ暗、という事態を避けるため、内見時に確認しておきましょう(内見チェックリスト)。
4. 旧居の退去費用はいくらかかる?
- 原状回復費用(0〜50,000円) — 敷金から精算。通常損耗は貸主負担が原則ですが、喫煙やペットの痕跡があると請求されます
- ハウスクリーニング代(15,000〜40,000円) — 特約で借主負担とされていることが多い項目です
- 解約予告の不足分 — 「1ヶ月前予告」が一般的。遅れると二重家賃が発生します
- 粗大ごみ処分(1,000〜3,000円/点) — 自治体の回収は予約が必要。直前だと間に合わないことも
- インターネット工事費(0〜25,000円) — 建物の設備状況次第。キャンペーンで無料になる場合もあります
- 行政手続き(数百円〜) — 住民票、転出入届、免許証の住所変更など
総額でいくらになる?(単身・家賃8万円)
| ブロック | かかる場合 | 抑えた場合 |
|---|---|---|
| 新居の初期費用 | 448,000円 | 320,000円 |
| 引越業者 | 80,000円(繁忙期) | 35,000円(通常期・平日) |
| 家具家電・生活用品 | 250,000円 | 110,000円 |
| 旧居の退去・その他 | 60,000円 | 25,000円 |
| 総額 | 838,000円 | 490,000円 |
同じ引っ越しでも35万円近い差が生まれます。家賃8万円の物件なら4ヶ月分以上に相当する金額です。
どこから削るのが効率的?
すべてを削るのは大変なので、金額のインパクトが大きく、手間が小さい順に取り組むのが効率的です。
| 優先 | やること | 削減額 | 手間 |
|---|---|---|---|
| 1 | 仲介手数料を0円にできる会社で契約 | 約88,000円 | 小 |
| 2 | 引越業者を3社相見積もり+日程をずらす | 20,000〜45,000円 | 中 |
| 3 | 家具家電を中古・型落ち・実家からの持ち込みに | 50,000〜140,000円 | 中 |
| 4 | 任意オプション(消毒・サポート)を外す | 約33,000円 | 小 |
| 5 | 火災保険を自分で選ぶ | 約10,000円 | 小 |
| 6 | 繁忙期(1〜3月)を避けて礼金交渉 | 0〜80,000円 | 大 |
1番目の仲介手数料は問い合わせ先を変えるだけで、物件も契約条件も変わりません。手間に対する削減額が最も大きいのがここです(同じ物件でも会社で初期費用が変わる理由)。
よくある質問
引っ越しの総額はいくらかかりますか?
単身・家賃8万円の場合、抑えれば約49万円、かかると約84万円です。内訳は新居の初期費用・引越業者・家具家電・旧居の退去費用の4ブロックに分かれます。
引越業者の相場はいくらですか?
単身・荷物少なめ・同一市内で、通常期(5〜2月)は3万〜4.5万円、繁忙期(3〜4月)は5万〜8万円が目安です。同じ荷物・同じ距離でも時期によって2倍以上ひらきます。
見落としやすい費用は何ですか?
カーテン・照明器具・インターネット工事費です。カーテンレールはあってもカーテン本体と照明器具は自分で用意する物件が大半なので、内見時に確認しておきましょう。旧居のハウスクリーニング代も忘れられがちです。
どこから削るのが効率的ですか?
仲介手数料です。家賃8万円なら約8.8万円で、問い合わせ先を変えるだけで削れるため手間に対する効果が最も大きくなります。次に効果が大きいのは引越業者の相見積もりです。
まとめ
- 引っ越しの総額は「初期費用+引越業者+家具家電+旧居の退去費用」
- 単身・家賃8万円で、抑えれば約49万円、かかると約84万円
- カーテン・照明・ネット工事費は忘れられやすい
- 最も効率がよい削減は仲介手数料。次に引越業者の相見積もり
※ 仲介手数料は最大0円です。貸主から広告料(AD)が設定されていない物件など、一部対象外となる場合があります。金額はご契約前のお見積もりで必ず明示します。