妊娠中の引っ越しはいつがいい?出産前後の部屋探しのスケジュール
妊娠が分かると、今の部屋では狭い、産院や保育園の近くに移りたい、と住まいを考え直す家庭は少なくありません。妊娠中の引っ越しで大事なのは、時期と産院を先に決めて、部屋探しをそこから逆算することです。家族の引っ越し手続き全般は家族の引っ越し手続きリスト、産休・育休中の入居審査は育休中の賃貸審査にあるので、ここでは時期と段取りに絞ります。
妊娠中に引っ越すならいつ?安定期の16〜27週が目安
妊娠中に引っ越すなら、一般に安定期と呼ばれる妊娠16〜27週(5〜7ヶ月)が目安です。つわりが落ち着き、お腹がまだ大きくなりきらない時期だからです。
| 時期 | 引っ越しへの向き不向き |
|---|---|
| 〜15週(初期) | つわりや体調の変化が大きい。情報収集や候補選びには使える |
| 16〜27週(中期) | 最も向いている。内見・契約・引っ越しをこの期間に収める |
| 28週〜(後期) | お腹が大きく移動と作業の負担が大きい。臨月は避ける |
申込みから入居までは2〜4週間かかり、物件探しを含めると1〜2ヶ月は見ておく必要があります。逆算すると、妊娠12〜14週ごろに探し始め、安定期のうちに入居まで終えるのが理想です。体調には個人差が大きいので、時期は主治医に相談してから決めてください。
出産前と出産後、どちらに引っ越す?産院を替えたくないなら前
新居の近くで産むなら出産前の安定期、今の産院で産みたいなら出産後の生後3ヶ月以降が目安です。どちらに動くかは、どこで産むかで決まります。
| 時期 | 利点 | 注意点 |
|---|---|---|
| 出産前(安定期) | 新居の近くの産院で産める。産後に引っ越し作業がない | 転院するなら分娩予約を早めに取る |
| 出産後(生後3ヶ月以降) | 今の産院で産める。赤ちゃんの生活リズムが落ち着いている | 乳児連れの内見と荷造りになる |
出産直後から1ヶ月健診までは、母体の回復期間で、赤ちゃんも外出に慣れていません。産後に引っ越すなら、早くても1ヶ月健診の後、できれば首がすわる3〜4ヶ月以降が現実的です。里帰り出産をするなら、里帰り中に家族が新居の準備を進めるという分担もできます。
産院と妊婦健診はどうなる?分娩予約と受診券の切り替えが先
転居で産院が変わるなら、物件を決める前に、新居の近くの産院で分娩予約が取れるかを確認してください。都市部の人気の産院は、妊娠初期のうちに分娩予約が埋まることがあるからです。
- 分娩予約 — 転院先に、受け入れ可能な週数と予約の空きを聞きます。今の産院の紹介状が必要です
- 妊婦健診の受診券(補助券) — 市区町村ごとに発行されるため、転居すると旧住所の受診券は原則使えません。新しい市区町村で交換や再発行の手続きをします
- 母子健康手帳 — 引き続き使えます。住所欄を書き換えてください
- 出産育児一時金 — 加入している健康保険から支給されるもので、原則50万円です。住所が変わっても受け取れます
受診券の扱いや、妊娠・出産に関する自治体独自の給付は市区町村によって違います。転入届を出すときに、窓口でまとめて確認するのが確実です。
部屋探しで何を優先する?産院・小児科へのアクセスとエレベーター
妊娠中・産後の部屋探しでは、間取りより先に、産院と小児科へのアクセスとエレベーターの有無を決めてください。出産前後の1年間は、通院とベビーカーでの移動が最も多い時期だからです。
- 産院・小児科までのアクセス — 陣痛のときはタクシーで15〜20分以内だと安心です。小児科は夜間・休日にかかれる先も確認します
- エレベーター — ベビーカーと荷物を抱えた階段は想像以上に負担です。2階でもエレベーターの有無で生活が変わります
- 部屋数 — 未就学のうちは2LDKで足りることが多く、子ども部屋が必要になるのはもっと先です(子育て世帯の物件選び)
- 洗濯機置き場と物干し — 洗濯の回数が一気に増えます。室内干しのスペースも見てください
使わない部屋のために家賃を上げるより、立地とエレベーターに予算を回すほうが、出産前後の暮らしは楽になります。
体に負担をかけずに進めるには?内見は絞り、荷造りは業者に任せる
内見の件数を絞り、荷造りと荷ほどきは業者に任せるのが、妊娠中の引っ越しの基本です。重い荷物を持つ、かがむ、高い所に手を伸ばす作業は、できるだけ避けたほうがよいからです。
- 候補はオンラインで3件程度に絞ってから内見する — 内見は1日2件までにし、移動の少ない順に回ります(ファミリーの内見の段取り)
- 荷造り・荷ほどき込みのプランを使う — 通常のプランより数万円上がりますが、体の負担と時間を考えれば割に合います(引っ越し業者の選び方)
- 契約は来店せずに進める — IT重説と電子契約を使えば、店舗へ行く回数を減らせます(来店不要で契約する手順)
出産後の手続きは旧住所と新住所のどちらで出す?転入届を先に済ませる
出産前に引っ越すなら、転入届を先に済ませておけば、出生後の手続きはすべて新住所で進められます。出生届は出生地・本籍地・住所地のどこでも出せますが、児童手当や子どもの医療費助成は住所地の市区町村に申請するからです。
| 手続き | 期限の目安 | 出す先 |
|---|---|---|
| 出生届 | 生まれた日を含めて14日以内 | 出生地・本籍地・住所地のいずれか |
| 児童手当 | 出生日の翌日から15日以内 | 住所地の市区町村 |
| 子どもの医療費助成 | 自治体による(早めに) | 住所地の市区町村 |
| 健康保険への加入 | すみやかに | 勤務先または市区町村 |
出産予定日の前後に転居が重なると、どちらの自治体に何を出すかが混乱しがちです。予定日の1ヶ月前までに転入届を終えておくと安心です。
よくある質問
妊娠中の引っ越しはいつまでにすべきですか?
一般に安定期と呼ばれる妊娠16〜27週(5〜7ヶ月)に済ませるのが目安です。28週以降はお腹が大きくなり、移動と作業の負担が大きくなります。物件探しを含めると1〜2ヶ月かかるため、妊娠12〜14週ごろに探し始めると安定期のうちに入居まで終えられます。体調には個人差があるので、時期は主治医に相談してください。
出産後に引っ越すなら、いつからが目安ですか?
早くても1ヶ月健診の後、できれば赤ちゃんの首がすわる生後3〜4ヶ月以降が現実的です。出産直後から1ヶ月健診までは母体の回復期間で、赤ちゃんも外出に慣れていません。今の産院で産みたい場合は出産後、新居の近くで産みたい場合は出産前の安定期に引っ越すのが基本です。
引っ越すと妊婦健診の受診券は使えなくなりますか?
受診券(補助券)は市区町村ごとに発行されるため、転居すると旧住所の受診券は原則使えなくなります。新しい市区町村で交換や再発行の手続きをしてください。扱いは自治体によって違うので、転入届を出すときに窓口で確認するのが確実です。母子健康手帳は引き続き使えます。
妊娠中でも賃貸の入居審査は通りますか?
妊娠していること自体は審査の対象ではありません。見られるのは契約者の収入と保証会社の審査です。産休や育休に入る予定がある場合は、勤務を続けているうちに申し込むと説明が少なく済みます。休業中の審査の扱いは保証会社によって違うため、不動産会社に事前に相談してください。
まとめ
- 妊娠中に引っ越すなら安定期の16〜27週。12〜14週ごろに探し始める
- 新居の近くで産むなら出産前、今の産院で産むなら生後3ヶ月以降
- 転院するなら物件より先に分娩予約。受診券は新しい市区町村で切り替える
- 部屋は間取りより産院・小児科へのアクセスとエレベーターを優先する
- 内見は絞り、荷造りは業者に。転入届は予定日の1ヶ月前までに
安定期のうちに、新居を決めませんか
出産予定日と、通いたい産院、入居人数をLINEで送ってください。産院までの距離やエレベーターの有無を確認したうえで候補を絞ります。内見の予約から契約まで、来店なしで進められます。
LINEで無料相談する ファミリー向け賃貸のページを見る※ 仲介手数料は最大0円です。貸主から広告料(AD)が設定されていない物件など、一部対象外となる場合があります。妊娠中の引っ越しの時期は一般的な目安です。体調には個人差があるため、必ず主治医にご相談ください。受診券や給付の手続きは自治体により異なります。