賃貸の見積もりはいつもらえる?申込み前に出してもらう頼み方と断られたときの対処
初期費用の見積もりは「申し込んでから出てくるもの」だと思われがちですが、実際はもっと早くもらえます。大事なのは、申込書を書く前に項目ごとの金額を手元に置いておくことです。見積もりの中身のうち削れる行の見分け方は見積もりが高いときのチェックリスト、複数の会社に頼むときの伝え方は相見積もりの取り方にあるので、ここでは「いつ・どう頼むか」に絞ります。
見積もりはいつもらえる?物件が決まった時点で申込み前に出せる
初期費用の見積もりは、物件が1つに決まった時点で、申込み前でも出してもらえます。見積もりの材料になる家賃・敷金・礼金・保証会社の条件は、募集の段階ですでに決まっているからです。
| 段階 | もらえるもの | 精度 |
|---|---|---|
| 物件URLや募集図面を送った段階 | 概算の見積もり | 保証料や日割りが「仮」の行になる |
| 入居予定日を伝えた段階 | ほぼ確定の見積もり | 日割り家賃と前家賃の月数が決まる |
| 審査に通った後 | 請求書 | 確定。ここで初めて振込額が決まる |
遅くとも申込書を書く前には受け取ってください。申込みの後に金額を見ても、納得できなかったときに会社を替えにくくなります。同じ物件に別の会社から申し込むと二重申込みになるためです(比較中に物件を取られないための順番)。
内見の前でも頼める?募集図面があれば概算は当日中に出る
内見の前でも頼めます。募集図面(マイソク)があれば、概算は当日中に出るのが普通です。募集図面には家賃・管理費・敷金・礼金・保証会社の加入条件・鍵交換の有無が載っており、見積もりの大半はそこから計算できます。
内見の前にもらっておく利点は、気に入った部屋の前で「申し込むかどうか」を総額込みで判断できることです。総額を知らずに内見すると、部屋を気に入った勢いでその場で申し込み、あとから見積もりを見て迷うことになります。
ポータルサイトに載っている物件なら、URLを送るだけで頼めます。来店せずに見積もりから契約まで進める流れは来店不要で契約する手順にまとめています。
金額を正確にするには何を添える?入居予定日と契約者の勤務形態
入居予定日と契約者の勤務形態の2つを添えると、見積もりの誤差が小さくなります。この2つで、日割り家賃と保証料という「動きやすい行」が決まるからです。
- 入居予定日 — 日割り家賃と、前家賃が1ヶ月分か2ヶ月分かが決まります(見積書の読み方と検算)
- 契約者の勤務形態と年収 — 保証会社のプランが変わることがあります。初回保証料は家賃の30〜100%と幅があります
- 入居人数・ペット・駐車場 — 敷金の上乗せや、駐車場の保証料が別に増えます
- 火災保険を自分で選ぶ予定か — 指定保険の行を外した形で出してもらえます
逆に言えば、この4つを伝えずに出てきた見積もりは「仮」の行が多いと考えてください。後で請求書の金額が上がる原因の多くはここにあります。
「申込みしないと出せない」と言われたら?理由を聞いて項目だけ先にもらう
まず理由を聞き、確定できない行があるなら、それ以外の項目だけでも先にもらってください。申込み前に見積もりを出せない正当な理由は、保証料が審査結果で決まることくらいしかありません。
それでも申込みを先にしたがる会社があるのは、見積もりを持って他社と比べられるのを避けたいという営業上の事情があるからです。申込みをさせてから金額を見せれば、借主は会社を替えにくくなります。
ここまで頼んでも出てこない場合は、契約後の請求でも説明が不十分になりがちです。不動産会社の選び方でも、見積書の出し方を判断基準の1つにしています。
口頭の金額で済ませていい?PDFや画像など書面で残す
「だいたい50万円くらい」という口頭の金額で済ませず、項目ごとの金額が書かれた書面で受け取ってください。書面がないと、後で請求書と突き合わせることも、他社と比べることもできません。
正式な見積書の形でなくても構いません。PDF、画像、チャットに項目と金額を並べたものでも十分です。入っていてほしいのは、項目名・金額・税込か税抜か・前提にした入居予定日の4つです。
見積もりと請求書の金額がずれたとき、どの行がなぜ増えたかを聞く根拠になるのも書面です(請求書が見積もりより高いとき)。
届いたら最初に何をする?任意かどうか分からない行に印をつける
届いたら、合計額より先に「任意かどうか分からない行」に印をつけてください。敷金・礼金・前家賃のように貸主が決める行は、どこで契約しても同じです。差が出るのは仲介手数料と、付帯サービスの行です。
| 行の種類 | 例 | やること |
|---|---|---|
| 貸主が決める | 敷金・礼金・前家賃・保証料 | 金額の検算だけ |
| 不動産会社が決める | 仲介手数料 | 0円にできるか確認 |
| 任意の可能性がある | 室内消毒・24時間サポート・消火器 | 任意かどうか聞く |
| 名目があいまい | 事務手数料・書類作成費 | 誰が受け取るか聞く(事務手数料とは) |
いちばん金額が大きいのは仲介手数料で、家賃10万円なら11万円です。任意の行を全部外しても2〜4万円ほどなので、印をつけたら仲介手数料から確かめるのが効率的です。
よくある質問
賃貸の見積もりは申込み前にもらえますか?
もらえます。家賃・敷金・礼金・保証会社の条件は募集の段階で決まっているため、物件が1つに決まった時点で見積もりは出せます。保証料など審査で変わる行は「仮」として書いてもらえば十分です。申込みの後に金額を見ると会社を替えにくくなるので、申込書を書く前に受け取ってください。
見積もりをもらったら、その会社で契約しないといけませんか?
その義務はありません。見積もりは比較のための資料で、受け取ったからといって申込みや契約をする必要はありません。複数の会社から同じ物件の見積もりを取るのは一般的な行動です。気になる場合は、最初に「他社とも比較しています」と伝えておけば角が立ちません。
見積もりはどれくらいで出してもらえますか?
募集図面がある物件なら、当日中か翌営業日に出るのが一般的です。入居予定日と契約者の勤務形態を最初に伝えると、確認の往復が減って早くなります。1〜3月の繁忙期は時間がかかることがあるので、急ぐ場合はその旨を伝えてください。
見積もりを出してくれない不動産会社はどうすればいいですか?
まず理由を聞き、確定できない行があるならそれ以外の項目だけでも先にもらってください。保証料が審査で決まるのは事実ですが、それ以外の行は申込み前に計算できます。それでも出さない場合は、同じ物件を別の会社に問い合わせて見積もりを取る方法があります。
まとめ
- 見積もりは物件が決まった時点で、申込み前でももらえる
- 募集図面があれば、内見の前でも概算は当日中に出る
- 入居予定日と勤務形態を添えると「仮」の行が減る
- 「申込みしないと出せない」と言われたら、仮の金額でいいと伝えて項目だけ先にもらう
- 受け取りは書面で。届いたら任意かどうか分からない行に印をつける
見積もりを受け取ったら、そのまま送ってください
他社でもらった見積もりの写真をLINEで送ってください。項目ごとに「0円にできる」「交渉の余地がある」「下げられない」を仕分けてお返しします。まだ見積もりがない場合は、物件のURLを送っていただければ当社で見積もりをお出しします。
LINEで無料相談する 見積もりの無料査定を見る※ 仲介手数料は最大0円です。貸主から広告料(AD)が設定されていない物件など、一部対象外となる場合があります。見積もりを出せる時期や精度は、物件の募集条件と管理会社の方針により異なります。