育休中・産休中でも賃貸の審査は通る?収入の見られ方と用意する書類
出産を機に広い部屋へ移りたいのに、ちょうど育休中で収入が減っている。この状態で審査に通るのか、不安に思う人は多いはずです。結論から言うと、休業は一時的な状態なので、在籍と復職予定を書類で示せれば審査は通る可能性が十分にあります。夫婦どちらを契約者にするかの一般論は契約者は夫婦どちらにすべきか、子どもがいる家庭の審査全般は家族での入居審査にあるので、ここでは休業中の審査に絞ります。
育休中でも審査は通る?休業前の年収と復職予定で見てもらえる
育休中・産休中でも、勤務先に在籍していて復職予定があれば、審査に通るケースは多くあります。保証会社が見ているのは「家賃を払い続けられるか」で、休業は期間の決まった一時的な状態だからです。
ただし、扱いは保証会社によって違います。休業前の年収で判断するところもあれば、休業中の収入で判断して厳しめに見るところもあります。同じ人でも、物件(使う保証会社)によって結果が分かれることがあります。
不利になりやすいのは、復職予定日が決まっていない、勤続年数が短い、休業中に転職を予定しているのいずれかに当てはまる場合です。逆に、この3つに当てはまらなければ、書類で十分に補えます。
休業中の収入はどう扱われる?給付金ではなく休業前の源泉徴収票を見る
多くの場合、申込書の年収欄には休業前の年収を書き、その根拠として前年の源泉徴収票を出します。育児休業給付金は非課税のため、源泉徴収票や課税証明書には載らないからです。
| 時期 | 主な収入 | 審査での扱いの傾向 |
|---|---|---|
| 産休中 | 出産手当金(健康保険から、給与のおよそ3分の2) | 休業前の年収で見ることが多い |
| 育休中(開始から180日) | 育児休業給付金(休業前賃金の67%) | 休業前の年収と復職予定で見ることが多い |
| 育休中(181日目以降) | 育児休業給付金(休業前賃金の50%) | 保証会社によっては厳しめに見る |
休業中であることは、申込みの時点で正直に伝えてください。在籍確認の電話で休業中と分かり、申告と食い違うと、それ自体が不信の理由になります。休業前の年収を書くこと自体は問題ではなく、休業中であることと復職予定日をあわせて伝えるのがポイントです。
用意するものは?在籍証明と復職予定日が分かる書面
源泉徴収票に加えて、在籍証明書と復職予定日が分かる書面を用意すると、審査の説明が通りやすくなります。保証会社が知りたい「休業後に給与が戻るか」に、書類で答えられるからです。
- 前年の源泉徴収票 — 休業前の年収の根拠になります
- 在籍証明書 — 休業中でも在籍していることの証明です。勤務先の人事・総務が発行します
- 復職予定日が分かる書面 — 会社の育児休業の承認通知や、給付金の支給決定通知など
- 給付金の振込が分かる通帳 — 休業中も収入があることの補足になります
在籍証明書は、会社によって発行に1〜2週間かかることがあります。物件を探し始めた段階で、人事・総務に頼んでおいてください。申込みの直前に頼むと、人気の物件では間に合わないことがあります。
配偶者の名義で借りるのはあり?働いている側がいるなら最短
配偶者が働いていて、その収入で家賃の基準に届くなら、配偶者を契約者にするのが最も確実で早い方法です。休業中であることの説明自体が不要になるからです。
基準の目安は、家賃(管理費込み)が契約者の手取りの25〜30%以内です。審査側はもう少し広く、額面月収の3分の1程度まで見ることが多いとされます(家賃は年収の何割が適正か)。配偶者単独で届かなければ、夫婦の収入を合わせる収入合算という方法もあります。
名義は、契約の途中で変えると再審査になることが多くあります。復職後に名義を戻す必要がなければ、最初から収入が安定している側を契約者にしておくのが無難です。
産休に入る前に申し込むべき?在籍が確実なうちが通りやすい
引っ越しの予定が見えているなら、産休に入る前、勤務を続けているうちに申し込むほうが審査はスムーズです。在籍確認の電話に「勤務中です」と答えてもらえる状態が、最も説明が少なく済むからです。
妊娠中の引っ越しは安定期の16〜27週が目安なので、産休の前に入居まで終える計画とも重ねやすくなります(妊娠中の引っ越しの時期)。申込みから入居までは2〜4週間が目安です。
通らなかったらどうする?復職を待つか、名義を替える
審査に通らなかったら、名義を配偶者や収入合算に替えるか、復職して給与が出てから申し込み直すのが現実的です。休業中の扱いは保証会社ごとに違うので、物件を替えるだけで結果が変わることもあります。
- 名義を替える — 配偶者の単独名義、または収入合算で申し込み直します
- 保証会社の違う物件を探す — 休業中の扱いが柔軟な保証会社もあります(審査に落ちたあとの動き方)
- 連帯保証人を立てる — 親などの安定収入のある保証人で補える場合があります(連帯保証人の条件)
- 復職後に申し込む — 復職後1〜2ヶ月分の給与明細が出れば、通常の会社員と同じ扱いに戻ります
- UR賃貸を検討する — 保証会社の審査がなく、一定額以上の貯蓄で収入基準に代えられる仕組みもあります(UR賃貸とは)
よくある質問
育休中でも賃貸の審査に通りますか?
勤務先に在籍していて復職予定があれば、通るケースは多くあります。保証会社が見ているのは家賃を払い続けられるかで、休業は一時的な状態だからです。ただし扱いは保証会社によって違い、休業前の年収で判断するところもあれば、休業中の収入で厳しめに見るところもあります。復職予定日が決まっていない場合や勤続年数が短い場合は不利になりやすくなります。
育休中の年収は申込書にどう書けばいいですか?
多くの場合、休業前の年収を書き、その根拠として前年の源泉徴収票を出します。育児休業給付金は非課税のため源泉徴収票には載りません。あわせて休業中であることと復職予定日を必ず伝えてください。在籍確認で休業中と分かり申告と食い違うと、それ自体が不信の理由になります。書き方は保証会社によって指定が違うこともあるので、不動産会社に確認してください。
育休中の審査ではどんな書類が必要ですか?
前年の源泉徴収票に加えて、在籍証明書と、復職予定日が分かる書面(育児休業の承認通知や給付金の支給決定通知など)を用意すると説明が通りやすくなります。在籍証明書は発行に1〜2週間かかることがあるので、物件を探し始めた段階で勤務先に頼んでおいてください。
夫婦のどちらかが育休中なら、どちらを契約者にすべきですか?
働いている側の収入で家賃の基準に届くなら、その人を契約者にするのが最も確実で早い方法です。休業中であることの説明が不要になります。目安は家賃が契約者の手取りの25〜30%以内です。単独で届かない場合は、夫婦の収入を合わせる収入合算を検討してください。名義は途中で変えると再審査になることが多いので、最初に決めておくのが無難です。
まとめ
- 在籍していて復職予定があれば、育休中・産休中でも審査は通る可能性が十分ある
- 年収欄は休業前の年収、根拠は前年の源泉徴収票。休業中であることは正直に伝える
- 在籍証明書と復職予定日が分かる書面を、探し始めた段階で頼んでおく
- 働いている配偶者がいるなら、その人を契約者にするのが最短
- 通らなければ名義を替える、保証会社の違う物件を探す、復職後に申し込む
休業中でも進めやすい物件から探します
休業中であることと復職予定日、ご家族の収入の状況をLINEで送ってください。審査の通りやすさを踏まえて、保証会社の条件が合う物件を中心に候補をお出しします。来店は不要です。
LINEで無料相談する ファミリー向け賃貸のページを見る※ 仲介手数料は最大0円です。貸主から広告料(AD)が設定されていない物件など、一部対象外となる場合があります。審査の基準と休業中の収入の扱いは保証会社・貸主により異なり、審査の通過をお約束するものではありません。給付金の支給率などの制度は改正されることがあります。