見積もりより請求書が高い?契約前に金額が増える理由と確認方法
審査に通ってほっとしたところに届いた請求書が、見積もりより数万円高い。よくある話ですが、増えた理由の多くは説明がつくもので、残りは聞けば外せるものです。どちらなのかは、振り込む前に見積もりと1行ずつ突き合わせれば分かります。見積もりの段階での読み方は見積書の読み方と検算にあるので、ここでは請求書が届いてからの確認に絞ります。
請求書はなぜ見積もりより高くなる?審査後に確定する行があるから
請求書が見積もりより高くなるのは、見積もりの時点では「仮」だった行が、審査の後に確定するからです。見積もりは申込み前の条件で計算した予想で、請求書は審査結果と確定した入居日で計算した実額です。
差額が数千円から1〜2万円程度で、理由が日割りや保証料なら、多くは説明がつきます。一方で、見積もりになかった行がまるごと増えている、または合計で3万円以上増えているなら、1行ずつ理由を聞く価値があります。
いずれにしても、確認は振り込む前に行ってください。請求書の振込期限は契約日の数日前に設定されることが多く、慌てて振り込んでしまいやすいタイミングです。
増えやすい行はどれ?保証料・日割り・火災保険・オプションの4つ
見積もりと請求書でずれやすいのは、保証料・日割り家賃・火災保険・オプションの4つです。敷金・礼金・前家賃は募集条件で決まっているので、ここが変わっていたら理由を聞いてください。
| 行 | 増える理由 | 正当か |
|---|---|---|
| 保証料 | 審査結果でプランが変わる | 説明があれば正当 |
| 日割り家賃・前家賃 | 入居日が後ろにずれた | 入居日の変更と一致すれば正当 |
| 火災保険 | 見積もりは概算、請求は指定商品の実額 | 自分で選べるなら外せる |
| オプション | 消毒・サポートなどが後から追加された | 任意なら外せる |
前家賃の変化は、入居日が月の後半にずれて翌月分まで前払いになったのが典型です。この場合は数万円単位で増えますが、正常な計算です。
保証料が上がったのはなぜ?審査結果で保証プランが変わることがある
保証料が上がるのは、審査の結果、条件付きで承認されたケースが多くあります。保証会社は申込者の状況に応じて、初回保証料の高いプランで承認したり、連帯保証人の追加を求めたりすることがあります。
初回保証料は家賃の30〜100%と幅があるため、プランが1段階変わるだけで数万円変わります。家賃10万円で保証料が50%から100%になれば、5万円の増額です。
この場合は、どのプランになったのか、ほかのプランは選べないのかを確認してください。連帯保証人を立てると保証料が下がるプランもあります(連帯保証人の条件)。審査の仕組みは保証会社の審査と費用にあります。
見積もりになかった行が増えていたら?振り込む前に根拠を聞く
見積もりになかった行が請求書に増えていたら、振り込む前に「これは必須か、任意か」を聞いてください。室内消毒や24時間サポートのような付帯サービスは、後から加えられることがあります。
任意の行は、消毒・サポート・消火器を合わせて2〜4万円ほどになります。断り方は室内消毒を断るときの伝え方が参考になります。名目のあいまいな事務手数料が増えている場合は事務手数料とはを見てください。
振り込んだ後でも取り消せる?返金は手間がかかるので入金前が勝負
振り込んだ後でも、任意の行を外してもらい差額を返金してもらうことは不可能ではありません。ただし手間がかかるので、入金前に確認するのが確実です。振込後は「納得して払った」と受け取られやすく、交渉の立場が弱くなります。
入金後に気づいた場合は、契約書に署名する前に連絡してください。契約前であれば、オプションの申込書に署名していない限り、外してもらえる余地があります。契約後に申し込んだサービスは、そのサービスの解約手続きになります。
なお、契約に至らなかった場合の預り金は返還されるべきお金です。申込みの取り下げと預り金の扱いは申込み後のキャンセルにまとめています。
差額が出ないようにするには?見積もり段階で「確定」と「仮」を分けてもらう
見積もりをもらう段階で、確定している行と「仮」の行を分けて書いてもらってください。どこが動き得るかが最初から分かっていれば、請求書が届いたときに確認するのはその行だけで済みます。
- 入居予定日を伝えてから見積もりをもらう — 日割りと前家賃のずれがなくなります
- 勤務形態と年収を伝える — 保証料のプランを最初から現実に近い形で出してもらえます
- 任意の行は最初に外しておく — 「必須の費用だけの見積もり」を頼みます
- 書面で受け取る — 請求書と突き合わせる根拠になります
見積もりをいつ、どう頼むかは見積もりをもらうタイミングにまとめています。
よくある質問
賃貸の請求書が見積もりより高いのはなぜですか?
見積もりの時点では「仮」だった行が、審査の後に確定するからです。特にずれやすいのは保証料・日割り家賃・火災保険・オプションの4つです。差額が数千円から1〜2万円程度で理由が日割りや保証料なら多くは説明がつきますが、見積もりになかった行がまるごと増えている場合は、振り込む前に理由を聞いてください。
審査の後に保証料が上がったのはなぜですか?
審査の結果、条件付きで承認された可能性があります。保証会社は申込者の状況に応じて、初回保証料の高いプランで承認したり、連帯保証人の追加を求めたりすることがあります。家賃10万円で保証料が50%から100%になれば5万円の増額です。どのプランになったか、ほかのプランは選べないかを確認してください。
請求書に見積もりになかった項目が入っていたら払わないといけませんか?
必須かどうかによります。貸主の条件で必須の費用なら払う必要がありますが、室内消毒や24時間サポートのような付帯サービスは任意のことが多く、外してもらえる可能性があります。振り込む前に、見積書と比べながら「これは必須か、任意か」を聞いてください。
初期費用を振り込んだ後でも、オプションを外してもらえますか?
不可能ではありませんが、手間がかかるため入金前に確認するのが確実です。入金後に気づいた場合は、契約書に署名する前に連絡してください。オプションの申込書に署名していなければ、外して差額を返金してもらえる余地があります。契約後に申し込んだサービスは、そのサービスの解約手続きになります。
まとめ
- 請求書が高くなるのは、審査の後に「仮」の行が確定するから
- ずれやすいのは保証料・日割り・火災保険・オプションの4つ
- 保証料の増額は条件付き承認が多い。プランと選択肢を確認する
- 見積もりになかった行は、振り込む前に必須か任意かを聞く
- 差額を防ぐには、見積もり段階で確定と仮を分けてもらう
請求書と見積もり、両方送ってください
見積書と請求書の写真をLINEで送っていただければ、どの行がなぜ増えたのか、外せる行はあるかを確認してお返しします。お申込み前の見積もりであれば、当社で同じ物件の見積もりもお出しできます。
LINEで無料相談する 見積もりの無料査定を見る※ 仲介手数料は最大0円です。貸主から広告料(AD)が設定されていない物件など、一部対象外となる場合があります。保証料のプランや付帯サービスの要否は、物件・保証会社・管理会社の条件により異なります。お申込み後の会社の切り替えは二重申込みとなる場合があるため、ご状況をお知らせください。