賃貸の仮押さえはできる?見積もりを比べている間に物件を取られないための順番
「見積もりを比べてから決めたいけれど、その間に部屋が埋まったらどうしよう」。部屋探しでいちばん焦る場面です。結論から言うと、賃貸に仮押さえの仕組みはありません。だからこそ、比べる作業は申込みの前に終わらせる段取りが必要です。申込みの後のキャンセルについては申込み後のキャンセル、申込みから入居までの全体像は申し込みから入居までの流れにあります。
賃貸の仮押さえはできる?申込みをしない限り部屋は止まらない
賃貸に「仮押さえ」の制度はなく、入居申込みをしない限り、部屋はほかの人に申し込まれる可能性があります。「押さえておきます」と言われても、正式な申込みでなければ、貸主はほかの申込みを受け付けます。
部屋を止める方法は、事実上入居申込みをすることだけです。申込みをすると、貸主と保証会社の審査が始まり、その間はほかの人の申込みより優先されるのが一般的です。
申込みは契約ではないので、契約書に署名する前なら取り下げられます。ただし、取り下げを前提に申し込むのは貸主にも次の申込者にも迷惑がかかり、「とりあえず申込み」を繰り返すと、同じ保証会社を使う物件で不利になることもあります。
「番手」とは?申し込んだ順に貸主が検討する順位
番手とは、同じ部屋に複数の申込みが入ったときの順位で、原則として申し込んだ順に1番手・2番手と数えます。貸主は1番手から審査し、1番手が審査に落ちるか取り下げたときに、2番手の審査に進みます。
| 状況 | どうなるか |
|---|---|
| 1番手が審査に通った | 2番手以降は申込みが流れる |
| 1番手が審査に落ちた・取り下げた | 2番手の審査が始まる |
| 先に申込書は出したが書類が揃っていない | 書類が揃った人を優先する管理会社もある |
番手の扱いは管理会社によって違います。申込書の提出順で決める会社もあれば、本人確認書類や収入証明まで揃った順で決める会社もあります。人気物件では、書類を事前に揃えておくだけで順位が変わることがあります。
見積もりを比べている間に埋まる?繁忙期の人気物件は1〜3日で動く
1〜3月の繁忙期は、条件の良い物件ほど掲載から1〜3日で申込みが入ることがあります。見積もりを1社ずつ順番に取っていると、比べ終わる前に埋まる可能性は現実にあります。
一方で、5〜8月や11〜12月の閑散期は、同じ物件が数週間空いていることも珍しくありません(賃貸が安い時期)。焦りが必要なのは、繁忙期と、相場より明らかに条件の良い物件だけです。
なお、相場より極端に安いのにいつまでも掲載されている物件は、すでに埋まっている可能性もあります(おとり物件の見分け方)。
比較の時間をつくるには?物件URLの段階で複数社に同日に送る
比較の時間をつくる最も確実な方法は、物件のURLが手元にある段階で、複数の会社に同じ日に見積もりを頼むことです。同じ物件なら、どの会社でも敷金・礼金・前家賃は同じなので、比べるのは仲介手数料と付帯の行だけで済みます。
- 物件のURLを2〜3社に同じ日に送る — 1社ずつ順番に頼むより比較が早く終わります
- 入居予定日と勤務形態を最初に伝える — 確認の往復が減り、当日中に出やすくなります
- 申込み用の書類を先に揃えておく — 決めた瞬間に申し込めれば、比べていた時間を取り戻せます
同じ物件を複数の会社に問い合わせるのは失礼ではありません。伝え方は相見積もりの取り方、見積もりを頼むタイミングは見積もりをもらうタイミングにあります。
申し込んでから比べてもいい?会社を替えると二重申込みになる
申し込んだ後に別の会社から同じ物件へ申し込むと、二重申込みとして扱われ、審査そのものが見送られることがあります。貸主や管理会社から見ると、同じ人から2つの申込みが入っている状態になるからです。
そのため、見積もりの比較は申込みの前に終わらせるのが原則です。申込み後に会社を替えたい場合は、最初の申込みを正式に取り下げてからでないと進められず、その間に番手を失うこともあります。
同じ物件でも会社によって初期費用が変わる仕組みは同じ物件を別の会社で契約する方法にまとめています。
内見前に申し込むのはあり?先行申込みは条件を見てから使う
内見の前に申し込む「先行申込み」は、繁忙期の人気物件では有効ですが、見積もりと契約条件を確かめてから使ってください。番手を先に確保できる代わりに、部屋を見ずに審査が進みます。
先行申込みをするなら、内見して条件が合わなければ取り下げられるかを事前に確認し、取り下げの条件を記録が残る形で受け取っておくと安心です。預り金を求められた場合は、返還の条件も確かめてください。
よくある質問
賃貸物件は仮押さえできますか?
賃貸に仮押さえの制度はありません。部屋を止める方法は、事実上入居申込みをすることだけです。「押さえておきます」と言われても、正式な申込みでなければ貸主はほかの申込みを受け付けます。見積もりの比較は申込みの前に終わらせる段取りが必要です。
申込みの1番手・2番手とは何ですか?
同じ部屋に複数の申込みが入ったときの順位です。原則として申し込んだ順に1番手・2番手と数え、貸主は1番手から審査します。1番手が審査に落ちるか取り下げたときに、2番手の審査に進みます。申込書の提出順ではなく、書類が揃った順で決める管理会社もあります。
申込みをした後に、別の不動産会社で同じ物件を契約できますか?
最初の申込みを正式に取り下げないまま別の会社から申し込むと、二重申込みとして扱われ、審査が見送られることがあります。会社を替えたい場合は、最初の申込みを取り下げてから進める必要があり、その間に番手を失うこともあります。会社の比較は申込みの前に終わらせるのが原則です。
見積もりを比べている間に物件が埋まらないか心配です。
物件のURLがある段階で、2〜3社に同じ日に見積もりを頼むと、比較が早く終わります。同じ物件なら比べるのは仲介手数料と付帯の行だけです。あわせて申込み用の書類を先に揃えておけば、決めた時点ですぐ申し込めます。1〜3月の繁忙期は人気物件が1〜3日で動くことがあるので、特に早めに動いてください。
まとめ
- 賃貸に仮押さえの制度はない。部屋を止めるのは入居申込みだけ
- 番手は申し込んだ順が原則。書類が揃った順で決める管理会社もある
- 繁忙期の人気物件は1〜3日で動く。閑散期は数週間空いていることもある
- 比較の時間は、物件URLの段階で2〜3社に同日に頼んでつくる
- 申込み後に会社を替えると二重申込みになる。比較は申込みの前に終える
物件のURLを送るだけで、当日中に見積もりをお出しします
気になる物件のURLと入居予定日をLINEで送ってください。仲介手数料最大0円の見積もりをお出しします。他社の見積もりが手元にある場合は、その写真を送っていただければ項目ごとに比べてお返しします。
LINEで無料相談する 見積もりの無料査定を見る※ 仲介手数料は最大0円です。貸主から広告料(AD)が設定されていない物件など、一部対象外となる場合があります。番手の扱い、先行申込みの可否、預り金の条件は管理会社や貸主の方針により異なります。見積もりの回答時間は時期と物件により前後します。